クオリティータイム

クオリティータイムという言葉を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。

多くの親は子どもと過ごす質の高い時間、密接な時間を求め、

自分と子どもが一緒に過ごす時間を作っていないことに罪悪感を抱くことも多々あるようです。

 

ところでどんなことが「クオリティータイム」に当てはまるでしょうか。

一緒に遊ぶ、絵本を読む、動物園や遊園地に行く、、、

そうした時間は子どもにとってもちろん嬉しい時間だと思いますが、

まだ幼い子どもを持つ親にとってそれらよりももっと自然に、

一日に何度もクオリティータイムを子どもと過ごすことができるとしたらどうでしょう?

 

赤ちゃん、もしくはまだ幼い子どもを育てる親にとって、

おむつ替えをすること、

ミルクをあげたり食事を与えたりすること、

沐浴をして着替えさせることは

まさしく日常です。

特におむつ替えや授乳は一日の中で何度も繰り返される行為です。

子どもは一生のうちに何回おむつ替えを経験するか、考えてみてください。

その回数は約5000回から6000回といわれています。

おむつ替えや授乳といったお世話の時間は、

それこそ一日の中で頻繁に愛着を育み、

自然な流れの中で質の高い親密な時間を過ごすことができる機会なのです。

 

「でもうちの子どもはおむつ替えを嫌がるから、おむつを替えること自体が大変」

「食事のときは食べさせるだけでも一苦労で、クオリティータイムにするなんて無理、、、」

― そう思われる方もおられることと思います。

そういう時、ピクラーアプローチではどんなふうにお世話の時間を過ごし、

子どもに向き合っているのかを知ることで、きっとヒントが見つかるでしょう。

 

また、おむつ替えや授乳といったお世話の時間に子どもたちが経験することは、

累積的にその子どもの内的成長に影響を及ぼします。

おむつを交換する間、

そのお世話をしてくれているあなたとのコンタクトを通して、

赤ちゃんは自分自身について様々なことを感じ学んでいます。

それらは表面的にすぐには分かりづらいことかもしれませんが、

時間の経過の中で、その経験の積み重ねは良い意味でも悪い意味でも彼らの内的成長に影響を及ぼしています。

 

毎日何気なく繰り返される赤ちゃんのお世話の時間。

その時間こそがクオリティータイムだと意識してみると、

日々の育児に何か素敵な変化が起こるかもしれません。

お世話の時間を通して一日に何度でも、

親と子どもが楽しく、

心満たされる時間を過ごせますように。